無事任務終了です。
けっこう頑張りました。出来不出来については、まあまあというところ。
でも大きな失敗はありませんでした。心からほっとしています。

久しぶりに真っ暗な中、出かけていきました。
新聞配達の人とすれ違うような時間です。

昨日、この時間に出かけようと思ったときに、去年のことを思い出したのです。

去年は仕事で辛いことが続きました。
四月に新しく任務した場所で、最初は自分の時間は全部削って頑張っていました。
娘の大学の入学式にも出席できませんでした。

それでもその頑張りを本社が認めてくれるようなことがあるなら、
頑張りがいもあったのですが、様々なことがあり本社と隔たりを感じていました。
人間関係も躓いて、誰のことも信用できないと思うようになっていました。

そして自分の職場の社員が立て続けに辞めるという憂き目にもあいました。

私のせいではない部分もあるけど、私のせいの部分もある。うーん・・・かなりある。

そのときは認められなかったけど、今は私の対応のまずさに反省しています。

そんなこんなで何もかもうまくいかなくて毎日ツライツライと思っていました。

仕事も辞めようと思って、退職願も書きました。

辞めるタイミングを見計らっていましたが、とにかく毎日業務は遂行しなくてはならない。
しかし辞めた社員の穴埋めもなかなかないままです。

仕方がないので、毎日二時間早く出勤しました。
他の社員がやっていたことを、自分の仕事含め、一人で全部やることにしたのです。

毎日、朝目が覚めたら、すぐに出かける感じでした。
外が真っ暗で、まだ家の灯りもついていない時間。
遠くにコンビニだけがやけに目立って。でもそれ以外は真っ暗。

毎日そのコンビニで珈琲を買うようになりました。

そうしたらコンビニの店員さんが私が来たら、すぐに珈琲のカップを出してくれるようになりました。
どうってことないのですが、妙に誰かに気にされている感じがして嬉しく感じました。

辛い日々は半年ぐらい続きましたが、そのあたりから急にこの早朝過ぎる早朝の出勤が、
少し楽しくなってきたのです。
珈琲を飲みながら、白い息を吐きながら、空の月を時々見ながら。
なんだかまるで冒険に出ているような。

自分でも急に気持ちが立ち直るのがわかりました。

少し前まで死にたいぐらいの気持ちだったのに。

そうしたらそれから程なくして新しい社員が決まり、私の早朝の冒険(みたいなやつ)は終了。
コンビニで珈琲を買うこともなくなりました。

その後は順調過ぎるぐらい順調で、こうしてお掃除ブログを書けるまでに。

なので昨日、「二時間早く出勤しよう」と思ったとき、
あの冒険のようなときを思い出して、ちょっとワクワクして、
そうしたら二週間ぐらい抱えていた憂鬱が消えていました。

あのときもあのときで本当に辛かったけど、
そしてどうして気持ちを立て直せたのかわからないけど、
ヒトコトで言えば「気の持ちよう」。
まあ、それが難しいんですけど。

ただ今度まだ何かがやってきたら、
冒険に出発するイメージを持てばいいかなとは思いました。

50過ぎたおばさんが何言ってんだかですが。