ギャルマインド?

昨日は誕生日だったので午後からの仕事を他の人に変わってもらい、

一人で以前から行ってみたかった鳩山会館へ行ってきました。

まだバラはつぼみすら付けておりませんでしたが、充分見応えのあるお屋敷と庭園でした。

築山を上りながら、ここで子供の頃の由紀夫と邦夫は駆けずり回って遊んでいたのかしらとか、一郎が池で錦鯉に餌をやりながら政治的な密談を交わしたりしたのかしらとか想像して楽しみました。


その後は早稲田の駅で散策の会の集まりがあったのでそこまで歩くつもりでしたが、

意外と鳩山会館で疲れてしまい電車で。

この散策の会。主催者の方が異様なまでの博識で。

後ろにファスナーがついていてあけたらタモリさんが出てくるのではと思うぐらい。

高田馬場から東京カテドラルまでの道を歩きながら、歴史、建築はもちろん、道路の作りなんかの土木的な話しまでなんのメモも観ずにスラスラ出てくる。数字まで(ビルの高さが〇〇.〇〇メートルで~なんて感じ)。

同行したおばさんらはひたすら「へー」「ほー」と相槌ばかり。もちろん私も。


最後はカテドラルでパイプオルガンのコンサートを鑑賞しました。

疲れていたので「寝てしまうかも~」なんて言っていましたが、

カテドラル自体も久しぶりのパイプオルガンもとても良くて感激しました。

パイプオルガンを聴くといつも映画の「アマデウス」を思い出します。

教会でパイプオルガンの音色を聴きながら音楽に身をささげる(言葉通り)と決めたサリエリの決意のモノローグ。しかし、女や酒におぼれているモーツァルトの方を神が選んだ残酷。

そんなシーンを思いながら聴いていたのでうっかり涙が出てしまいました。



そしてここで思いもよらなかったのがピエタ像に出会えたことです。

バチカンと同寸なのではないでしょうか?。ピエタが観たくて初めての海外旅行にイタリアを選びました。もう38年も前です。一人旅です。当時のイタリアは泥棒の国とか言われていたし、それなりに勇気を必要としました。


誕生日の日に若い自分を思い出させるようなものに出会えたのは偶然とは思えません。


去年娘が社会人になって、更に結婚が決まってから私は自分を開放することにして、自分の箱を開けました。

ずっと空っぽだったのでそこになんでも入れてやろうと思ったんです。

でもいつもどこか用心深い。

それは明日の仕事のことや老後のことが気になっているから。


でも誕生日の朝、急に思いました。

私は今年58歳になりました。

たぶん59歳の一年間は60歳からのことを気にする一年になりそうな気がするんです。

投資やお金のこととかもですが、まずは仕事の先行きを考えなくてはなりませんし、

すぐに子供が欲しい娘がもしかすると妊娠するかもしれない。

今は元気な母の介護もそろそろ迫ってくる気がします(これだけは予測不可能ですけど)。


そうなるとこの58歳の一年間は自分のために生きることができる貴重な一年のような気がして、

将来を心配したり憂いたりしている時間は私の時間から省くべきと考えました。

私には60歳は来ないぐらいの気持ち。

「今を生きる」というか「今を大切にする」というか・・・


いやもっとはっちゃけた感じ?

「今が楽しければいんじゃね?ヽ(゚∀。)ノウェイ」が、近い。


なんだろう・・・これ、ギャル?これがギャルマインド?(おむすびは観ていないのですけど、もしかしてあれはそういう話しだったのかな?)


なんにしろ60歳からのことは59歳になったら考える。

だから今年一年の目標としては、

「58歳、ギャルマインド全開でぶち上げてくから、よろ~。マジ卍」

です。

「ギャルしか勝たん」

です。

最近のお夕飯。

ビールを辞めないので少しずつしか減らない体重。3か月でマイナス3.5キロです。