頭を埋め尽くされた。

先日、教会のパイプオルガンでバッハを聴く機会がありました。


それで他の人がどうだかわからないのですが、

私は常に頭の中が忙しくて。

常にいろんな考えが頭の中に浮かんでは消え、浮かんでは消え。


音楽鑑賞中も、今日の仕事の反省、明日の仕事のこと、

娘のこと、夫のこと、これから何食べる、明日の朝ご飯何にしよう・・・

とひっきりなしに浮かんできます。

一応音楽は聴いていますが、集中しているようで集中していない。


たまにまともに聴いているときは、頭の中で感想を文章に仕立てている。

たぶんこれはブログを長年(20年)やってきたせいかなと思う。


ところが、音楽のクライマックスのあたりで、

脳の中の「思い・考え」のスペースを音楽が押しのけた。


「おまえの感想とかどうでもいいから、

今は聴け!」


音楽がそう言っている。

本当にそうとしか思えない状態になった。

音楽が頭の中でいっぱいになって、もう音楽を聴くしかない状態に。


「考え」で押し返そうとしても押し戻してくる感じ。


すごく良い体験ができたなと思いました。

きっと真摯な音楽家の人たちは「とにかく聴け!聴くのだ!」と思いながら音楽を作っている気がします。それをダイレクトに受け止めた夜でした。


すり鉢もあるけれども、ゴマを擦るときはだいたいこの香辛料用を使います。


夫が若い頃にインドで購入してきたもの。もう45年ぐらい前。


擦った胡麻は手羽先の炒め煮にたっぷりかけました。