お掃除します。

掃除をする日々、また掃除に対して思うことなどを綴ります。

閑話休題④凪のお暇に「ちょっと待った」と言いたい

毎週楽しみにしていた凪のお暇が最終回を迎えました。
ドラマの中の恋愛模様よりも、
ボロアパートへ引っ越してからの凪の生活風景が好きでした。


豆苗を育てて、扇風機を拾って色を塗って、
竹で流しソーメンを作って。


コインランドリーで待つ間にゴンさんが煎れてくれた珈琲を飲むシーン。
アパートの前で、お酒を飲みながら人生ゲームをするシーン。
みどりさんの部屋の大型スクリーンで映画を観て過ごすシーン。
みんなで餃子を作るシーンや、子役の子(ものすごく上手!)とのやりとりも良かった。


ヒトコトで言えば癒されたのです。


そこに毒親問題が絡んできて、
恋愛話しだけではない深みも感じられて。


最終回のいっこ前。
シンジのおばあちゃんの米寿だかなんだかのお祝いの席で、
シンジの兄が登場して毒親たちをめった刺し。
加えて凪も初めて母親に母親が嫌いだと言う。


そのまま会場を出た二人は、すっきりした気持ちもありつつ、
根が良い子たちであるため、やはり後悔もある。


ところで終わったはず。


さて最終回、毒親たちはどうなったかというと、一秒も出てこなかった。


最後、凪がみどりさんの送別会を開いて、カラオケを歌って、
それをシンジが「あいつ変わった」みたいな。


確かに、物語の王道である「主人公の成長」はあったと思うけど、
根底にあるものは拭いきれてなくないですか?。



丁度、暑くなり始める頃に始まり、涼しくなってきたなと思った頃に終わって、
子供の頃に経験した夏休みを疑似体験したようなドラマでした。
あのボロアパートでの生活は、まさに夏休みらしい。
その夏休みが終わって(お暇が終わって)、また日常に戻っていく感じはよく出ていたので、
それなら中途半端に毒親なんて出さなくても良かったのに。
毒親はただのエピソードみたいな軽い扱いでは扱いきれない問題だと思う。


毒親に育てられなくても、凪やシンジみたいなタイプの人はいるでしょう。


原作の漫画を読んでいないのでわかりませんが、漫画大賞をとっているぐらいなので、
そのあたりは深く書いているのではないかと思うのだけど、


例えばシンジの「圧倒的に顔がかわいい」彼女の、
仕事で成功しても顔のせいにされたり、昔から友達の彼氏が自分を好きになる話しとか、
だからこそ自分自身の頑張りを認めてくれたシンジを好きになったことや、


その子や凪のことを嫉妬から苛める痛い役の同僚が、
たまたまいつも一緒にいる友人(これも同僚)たちが自分の悪口をラインで言っているのを知って、いきなり凪みたいに会話の中で相手に合わせるようなことを言うシーンなどありましたが、
こういう経験が人間をどんどん空気読む人にしていくというのじゃダメだったのかな?。


確かに凪の母親の毒親ぶりはリアルだなと思って、面白かったので、
最終回はあの母親のその後が知りたかった。
主人公だけではなく、その主人公がこうなった理由の大元である母親も成長させて欲しかったし、あるいは成長しなかったのなら成長しなかった姿も見せてほしかった。


毒親部分も物語の中の大事な柱の一本だと思っていたので、
何らかのその後の生活を見せてくれれば良かったのになあ。


ツイッターでは、毒親はどうせ変わらないから捨てるしかないのであれで良いという感じの意見の方が多そうでした。
でもドラマなので、やはり回収はしてほしいのです。


全体的にとても良いドラマだったけど、あと一歩でしたねと謎の上から目線。


今日は午後から雨が降って、明日も一日雨っぽい。
雨の日は掃除への意欲がトーンダウンしてしまうので、
今日の午前中のうちに頑張ってみようかと思います。


掃除機。全ての床の雑巾がけ。玄関の掃き掃除。玄関ドアの黒ずみを落とす。
洗面ボウル磨き。トイレ全体的に除菌。
が目標です。

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