お掃除します。

掃除をする日々、また掃除に対して思うことなどを綴ります。

謎な見栄っ張り。

26日の金曜日には実家へ帰省するつもりでしたが、疲労が激しかったので取りやめました。


どちらにしろ母が三日からこちらに遊びに来ます。


甥が東京に就職して春からこちらに来て居るのですが、そこへ兄夫婦が様子を見に上京してくることになり、そのときに一緒に連れてきてもらうことにしました。


到着したら兄夫婦と母で一緒に甥の部屋を訪ねた後、私と妹家族も含めて全員で食事をします。
その後、帰る日まで兄たちとは別行動。母は妹の家に宿泊。
私は翌日から、妹の家に行き仕事で忙しい妹に変わって母を東京観光に連れて行くという段取り。


この一連の計画を母、兄、私、妹のグループラインでやりとりしているのですが、
その中で母が以前、私の娘に「今度東京に行ったら〇〇に連れて行ってね」と話していたので、その話しを持ち出して、そこに行く計画を立てようとしたら急に母から、
「無理に行かなくていいよ。今回は〇〇ちゃん(甥)の部屋を観ることが一番大事なことだから」
と言ってきました。


また出た


というのが私の感想です。
どういう訳か母は自分がお出かけしたがったり、外食したがったりすることを兄に知られるのを嫌がるのです。
これは遠慮とかではないのですよ。


なんだろう。かっこつけみたいな?。
例えば以前はよく兄妹の中の誰かが母をちょっと豪華な感じの食事に連れて行ったりしたら、その写真をラインに挙げていました。
私たちも母がそうやって楽しんでいることは良いことだと思っているのと、
「今回の帰省でも母は元気にやっていますよ」という一つの報告的な役割を担っています。
それなのに、
最近は食事の最中に「その写真を載せないでよ」と釘をさしてきます。


兄にこういう豪華な食事をしているのを観られたくないというのです。


あと、前回の上京のときに娘が一人で母をカラオケに連れて行ってくれました。
これも母が以前から「カラオケなんて一回も行ったことない」と言っていたのを娘が覚えていたからですけど、
そのときに娘が動画を撮ってくれていたので、この兄弟のところに上げたら、
「遊んでるみたいだからあげないで」と言ってきました。
いや、遊んでますから。


母としては兄には
「東京には行ったけど、ずっとmaturikaと〇〇(妹)の家にいただけ。どこにも行っていない」という設定にしたかったんですよね。



かなり大昔の話しです。
母が伯母と二人でどこか旅行して帰りに私の家に立ち寄りました。
私は手料理を作って二人を迎えて、「おいしいものをいっぱい食べてきただろうから、
わざと質素な食事にしたよ~」とちょっと冗談めかして料理を出しました。
すると、それまで談笑していたのに突然真顔で「何もおいしいものなんて食べてない」とスパン!と言い返されました。


だから兄にだけということではなく、
何か昔から自分が楽しんでるとか遊んでるとか人に思われたくないようなところが根底にあって、それが今は特に兄に向けてそう思っているようです。


でも母は本当に外食好きで、お出かけも大好き。
引きこもり気味の私には、母のそういう部分は少々呆れてしまうぐらい。


上記に書いたように、娘に「今度〇〇に連れていって」も、いったいいくつあることか!
いつも「よく次々に行きたい場所が浮かばな~」と娘と話しているぐらいです。
私にも「いつかmaturikaが退職したら二人で車で全国の道の駅を回ろう」とか言ってきます@@キミナンサイヤネン。


遊びたいんだったら遊べばいいと思うし、
おいしいものを食べに行きたいなら食べに行けばいいと思う。
どうせお金は全部兄に行っちゃうことになっているので、全部使っちゃえばと思っています( ̄▽ ̄)。


そのためにしっかり働いて自分でお金も貯めて、誰にも迷惑をかけていないんだから咎める人はいませんよ。


たぶんですけど母は「年寄りはおとなしくしておけ」とずっと思っていたんではないでしょうか。
というのも同居していた義母がとても華やかな人だったんです。
友達も多くて、よくお出かけもしていました。
94歳で病気で亡くなりましたが、割と亡くなる寸前まできちんと髪を染めてお化粧をしていました。
今でも覚えていますが90歳のときに私とまだ2歳ぐらいだった娘と三人でデパートに行ったんです。娘の服を買ってくれるということで。
ところが自分の服を買っていました(笑)。


それはともかくいつもきちんとしていて綺麗な祖母でしたので、近所の方からも「私もあんな風に年をとりたいわ」と言っていただいたりしたんです。


一方母の実母は農家に嫁いで、とても苦労してきた人で我慢の人生という感じでした。
化粧なんてまったくしていなかったし、身なりもいつも質素でした。
まったく怒ることのない優しい優しい人で、人のために生きるという感じで、
自分の楽しみなどまったく求めていないように見えていました。


母はその実母と比べて義母は好き放題している人のように見えていたと思います。


だから自分を実母に寄せようとしている気がするんですよね。
全然違うのに。


そこは切り離して考えれば良いと思うのですけど、
若い頃(と言っても40~50代ぐらい)の自分の思考に囚われているというか、
自分で自分に鍵をかけているような感じがどうしてもしてしまいます。



まあ、母の人生ですし、なんだかんだ言うわりにはこの余生をしっかり楽しんでいる感じもするので別にいいんでしょうけど。


なんだか今日は長文でしたね。
娘はこんな風に母親のことを分析して批判したりするので、息子の方がかわいいというのはなんとなくわかります。



しかし我が家にはかわいい息子はおりませんので、昨日は仕事帰りの娘と新宿で待ち合わせて、中村屋でカレーを食べてきました。


娘は今日からが三連休(土曜は仕事あるので火曜が休み)。
後半ゴールデンウィークが祖母上京で潰れるので、前半の三連休で授業の準備を済ませておかなくてはならないと鼻息荒く、朝からカフェに行ってしまいました。

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