お掃除します。

掃除をする日々、また掃除に対して思うことなどを綴ります。

お掃除頑張ろう

つぼみだらけだった桃の花がたくさん咲きました。



忙しいです。


仕事も前の会社の撤退の準備と新しい会社の受け入れ準備が大詰め。
職場のメンバーは変わらないのでスムーズに行くかと思えば、なんだかごちゃごちゃ。
あー疲れる。


それで年末に帰省したきりの実家へも久しぶりに帰りたいのに、なかなか日程が合わなくてしかしどうにかこうにか帰ることにした途端に、
夫の弟が急死と知らされました。


実はかなり長いこと会っていませんでした。


56歳でした。
若いと思います。
部屋で倒れていました。一人暮らしだったので発見されるまでに少し時間が経過してしまいました。


お酒が好きで肝機能が弱っていたという話しを聞いていたので、
どんな暮らしぶりだろうと恐る恐る部屋に入ってみたら、
これがびっくりするぐらい整理整頓されていて・・・いや、なんていうか人が住んでいた形跡がないぐらい。
食材もお店みたいに種類ごとにストックを仕分けしていて、
冷蔵庫の中は購入したもの全てきちんとビニールで包んでおり、
キッチンもお風呂も使ってなかった?と思うぐらい綺麗。


しかしレシートなどが全部残されており(それも全てきちんと揃えて束ねてある)、
家計簿も付けていて、それを見る限り食事もちゃんと作っていた模様。


歯ブラシが三種類あり、その全てに購入年月日と思われるものが書かれていたり、
まだ開封していない下着や雑貨類はそのレシートが貼り付けてありました。


ここで倒れて亡くなったまましばらく発見されず・・・という部屋にいる感じは全然なく、
清潔そのものの空間でした。


夫とはいろいろあり、仲がこじれたままだったのですが、
今年、ちょっと新展開かもしれないという気配が年末のメールでありました。


二人とも何度か元に戻そうとしつつ、また喧嘩という感じでしたが、
その年末に義弟からの頼まれごとがあり、夫が快く引き受けたことで、
今までのギスギスしたメールとは違う雰囲気のメールが立て続けに届いていたのです。


残された家計簿みたいなメモを読んでいくと、本人なりに道を正すための計画があったように感じました。


ちなみに私とも喧嘩したりしてとても仲が悪かったです。
なので正直「あー死んだか」という感想でしたが(不快に感じた方はすみません)、
あの完璧な終活のような、誰に見られても恥ずかしくない部屋を見たときと、
未来の計画のためのメモを見たとき、
初めて、尊敬と哀れみとが浮かんできて、
私が夫と結婚した最初の頃、一緒に三人で飲んだりしていた頃のこととか思い出して、
さすがに悲しくなりました。


夫は、もちろん泣いていました。


明け方、用事があり夫の部屋に行ったらさめざめと泣いていました。


結局は仲違いしたままだったしね。


56歳。私もあと3年。
いつ死んでも恥ずかしくないよう、
お掃除頑張ろう。

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