お掃除します。

掃除をする日々、また掃除に対して思うことなどを綴ります。

最後の仕事。

昨日、娘と一緒に散歩に出たら近所に新しく回転ずしのお店が出来ていたので、
夕飯にテイクアウトしようと中に入ってみました。


新しくて綺麗で静かでいい感じ。


驚いたのは、受け付けとか案内の方が数人いたんですが、
そこそこ年配で(どうみても70歳オーバーの方ばかり)。


今の70代なんて全然元気で普通に働けるのはわかるのですが、
似たような仕事を経験してからのここ(回転寿司屋)とかならともかく、
たぶん本当に初心者さんがそろっていたようで。
お寿司の合計を出すのに電卓とか使わないんですよね。いっこいっこ頭の中で足していくようなアナログ計算なので間違っていないかこっちも必死で頭の中で計算しました。
(大丈夫でした)


その後受け取りのときも、一つ一つ一緒に確認(バラ注文だったのでたいへんだった)。
すごく時間がかかったので忙しいときにこんなことやっていたらお客さん捌けなくてたいへんだろうなと思ったんですが、これが若い子相手だったらイラッとくるところ、
「いやどうぞ、ゆっくりやってください」という気分にさせられるから不思議。


「ママの最後の職場が決まったね」と娘から言われました。


私は以前から自分の最後の仕事人生は小僧寿しで終わらせると言っていました。
というのも、これまた近所にあった小僧寿しを時々利用していたのですが、
これがどうみても80代と思しき女性が二人でやっていて、注文も支払いも受け取りも、
超がつくほどのスローモー。


そのとき、お客さんけっこういたんですけどね、みんなじっと耐えていたというか、
誰もイラついている素振りも見せず、
「本当は急いでいるけど・・・・・・諦めたよ!」
という空気がみなさんの雰囲気から漏れ出ていて。


そう。人生、ときには思惑通りにいかずどうにもならない場面というのがあると思うのですが、まさにそれが今。



まず私は死ぬまで働きたい(というか働かざるを得ず)と思っているのですが、
そうなるとどんな仕事が出来るんだろうとよく考えていました。
そのときにこの小僧寿しと出会って「これだ」と思ったんです。


それなりに必要性のある業種(持ち帰り専門の寿司屋)で、
やることは比較的軽作業の「受け付け」。
さほど高額でないレベルのやり取り。
また、ハンバーガー程のスピーディーさは求められていないので、
遅くても「丁寧」という言い訳が立つ。
そもそも小僧寿しには椅子や雑誌などが設置してある店舗も多々あり、
待つのは(待たせるのは)当然。


自分が80歳のときにこの仕事をしていることを想像する。
遅い対応にイラつきつつも、相手が老女だから怒ることも出来ない。諦める。
相手の顔色を見ながら、「面白いからもっと遅くしてやれ」と思ってそうな自分。


なんだか楽しそう!


しかし残念ながらその小僧寿し閉店してしまって、私は最後の職場を失ってしまっていたところに、新しくこの回転寿司登場です。


80歳まであと25年。どうか潰れず頑張って!



今日は曇り空の日曜日。雨が降るようです。
二週間ぶりの週末集中掃除は9時にスタート。
今日は家族総出で行います。
綺麗にして、さっぱりするぞ。

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