父の不思議な病気と家庭菜園の終わり。
父がいったん、ホスピスへ入ることが決まりました。
「苦しい。楽になりたい」と本人が言って、呼吸も少し乱れたりしているようです。
病気が発覚して初めて帰省したときも、父に似合わずニコニコしていて、
「食欲がない」と言いながらも、私の作ったものをけっこう食べてた。
二度目の帰省でもおぼつかない足元ながら活動的でしたので、
次の帰省には父の家庭菜園を復活させようという計画を立てていました。
ホスピスに入っても、状態が良くなれば再び家に戻れるということですが・・・。
病気の名前は伏せますが、
健康で元気な人がかかりやすく、
その病気の人の致死率は100パーセント。
手術をしても必ず再発する。
そして高齢者ほど進行が早い・・・・・。
知れば知るほど不思議な病気です。
父は84歳なのですがかなり若く見えますし、とても元気でした。
食欲も旺盛で、仕事に対してもいつまでもやる気に満ちていました。
「人生100年時代」とは、こういう人を言うのだろうなと思っていたので、
まだ父の人生は10年15年続くものだと信じていましたが、
何かこの病気から警鐘めいたものまで感じてしまいました。
人生100年時代なんて、
死から目を逸らすために、
そして、
出産率低下や人材不足を紛らわすためにお為ごかしてるに過ぎないんだぞ。
そんな甘いもんじゃないんだぞ。ヒトの生命は。
と、どこかの誰かが訴えかけるための病気のようにも感じます。
写真は以前撮った父の家庭菜園のものです。
元々農家出身でもなんでもない父ですが、かなり本格的でした。
仕事もものすごく忙しかったですが、仕事以外の時間を全部使っていたぐらいです。
母も高齢だし、もうそのままになりそうです。