お掃除します。

掃除をする日々、また掃除に対して思うことなどを綴ります。

感受性を考えた「この声を君に」

NHK ドラマ10「この声をきみに」PR 30秒

NHKオンデマンドだかで有料でしたが、娘がどうしても観たいというので、

課金して観たドラマです。


偏屈な数学者が奥さんに離婚を切り出されたことから自分を省みるストーリーなのですが、

あることから参加することになった朗読の会が彼の成長を助けてくれるという、一つの成長物語となっています。


以前、「G線上のあなたと私」というドラマを観たときに感想を書きました。



この朗読の会もまさにこんな感じで、お話の中でとても素敵な役割を担っています。


何より、実際に朗読する役者さんたちが既によく朗読をされている方たちで、
詩や童話や、小説の一部をレッスンや発表会で読むシーンがあるのですが、
映像の力もあり、本当に身体の中に沁み込んでいくように聞き入ってしまいました。
麻生久美子の声、本当に素敵。
深くて落ち着いた声で、いつまでも聴いていたくなります。


ゲッターズの占いで今月は「憧れる人の話し方を真似しよう」というアドバイスがあり、
しばらく考えて結局憧れる人なんて思いつかなかったんですけど、
話し方というのなら、こういう静かな、少し暗い感じのする声で話したいなと思いました。


劇中で朗読された本は有名なもので知っているものが多かったのですが、
目で読むのと、耳で読むのとでは物語に対する感受性が随分違うものなのですね。
まさに「入り込む」ように聴いていました。


せっかちな私に「朗読」は火と油と思っていたのです。
あの「間」とか「ため」(同じ?)とかは不要。
一冊の本をいかに早く読めたかの方が重要と思っていましたが、
物語は決して「情報」ではないということ。
ただ、頭に入ればよいのではなくて、そこに自分でたくさんの付加価値をつけて初めて完成するのだな~なんて考えながら鑑賞しました。


さて休日もあと一日。
健康診断や、お散歩などそれなりに充実した二日間を過ごせたので、
〆はお掃除頑張ります。

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